2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

洗濯日和は読書日和

今日もオフ。土日が完全に空くのは実に珍しい。今日は毛布を洗った。近所のコインランドリーにはかなり高性能の洗濯機と乾燥機が備えられており、2枚の毛布を新品同様に戻すことができた。かかった費用はおよそ1,000円、時間は1時間あまりだったか。 待ち時…

もう止せ、こんな事は

今日は半月ぶりの完全なオフ。入院中の母を見舞う。膝の手術を受けて間もなく1か月になるが、内出血がなかなか引かずリハビリを受けながら回復を待っている。 病室を訪ねるたびに顔色がよくなっていることがうれしい。病院食以外のものは口にしないと決めた…

香箱ガニの季節

親鸞聖人のご命日。心配した雨も昼には上がり、3コマ目の途中には窓から日が差し込んできた。生田の教職員食堂での食事は2週間ぶり。今日のAランチは鶏の唐揚げ油淋ソースだったが、変わらぬおいしさだった。 おいしいものと言えば、昨日のラジオで、給食の…

膏雨ひとしく湿さば

時折小雨の混じる曇り空。高尾は一日厳しい寒さだったが、A402教室の窓から見える紅葉があまりにきれいなので、授業を終えて帰る前に写真に撮ってみた。 終戦直後の一時期、この大学は「紅稜大学」を名乗っていたことがある。今も本部校舎のある茗荷谷の紅葉…

ほらほら勇気がわいてくる

帰り道、ラジオから堀江美都子の歌声が流れてきた。懐かしくて聞き入ってしまったが、やっぱりすごいなあ。『けろっこデメタン』を歌うのに、あんなに声を張っていたわけね。子どもの頃にああいう歌が聞けたのは幸せだったと思う。 教室に暖房が入り、のどが…

ランラン、ラジオはQR

昼食を済ませて講師控室に戻ると、珍しくテレビがついていた。ソファーに座って見てみると、三島由紀夫が割腹直前に市ヶ谷の自衛隊で演説している場面が映し出されていた。やがて、その現場にいち早く駆けつけた文化放送元記者の西山弘道氏がインタビューを…

The early bird catches the worm.

勤労感謝の日の振替休日にあたる今日は、2コマの授業をしに国立まで。高速道路もずいぶん空いていて、いつもの3分の2ほどの時間で移動することができた。今日が授業日になったため、今週の木曜日は全学休講なのだそうだ。学生たちはもちろん休みだし、専任の…

授業を見る目

研究大会は二日目。パーマ―、ホーンビーらが書いた The Standard English Readers for Girls という高等女学校用教科書の指導書には、ホーンビー自身が書いた Oral Introduction が収録されているという。それを実演して再現し、Oral Introduction の源流を…

This is a watch too. と言うためだけに懐中時計を身につけていた私

研究大会へ。公開授業は実に見事なものだった。これに対して何を言おうというわけではないのだが、気になることがいくつかあった。今日はそのうちのひとつ。 授業の中で、ものを示して生徒に英語で言わせるというのは、私自身もおこなってきたが、ごくごく当…

Blue Friday

このところ、このブログに「はてなスター」という黄色い星をたくさんいただき、たいへんうれしく思っています。お礼申し上げます。 今日は休講を出させてもらって医者に行った。準備して授業に集まってくださったみなさんには、まことに申し訳ない限り。風邪…

ヤマタネイズム

現在発売中の雑誌『FLASH』に山崎種二のことが載っていた。経済界に尊敬する人はほとんどいないが、山崎種二は別である。 明治26年に群馬県に生まれた山種こと山崎種二は、東京・深川の米問屋に小僧として入るが、そのうち米穀取り引きで一山当て、次いで株…

仏教徒、クリスマスケーキを買う

1限目の教室に入ったら、学生が出し抜けに「クリスマスケーキを買ってくれませんか」と言う。「え、どういうこと。まさか、クリスマス・イブを一緒に過ごしてくれってことじゃないよね。僕は仏教徒だし、花祭りのお逮夜に甘茶の支度くらいなら一緒にしても…

小磯良平が描いた少女たち

ほんの少しタイミングを逸した感のある話ではあるが、小磯良平の「日本髪の娘」という作品が大韓民国で見つかったのだそうだ。時事通信は以下のように報じている。 「日本髪の娘」韓国で見つかる=幻の小磯良平作品 【ソウル14日時事】韓国国立中央博物館が…

外国語を学ぶ気分

昨日の月例会で学んだこと。 中国語学科の人気が下がっているのだそうだ。一時期、外国語教育の関係者の中でも特にグローバライゼーションなどということばを使うのが好きな人々が、これからは「アジアの言語ですよ」と言って中国語を学ぶことを勧めたりして…

孤独な闘い

生まれて初めてマラソン競技を間近で見た。今日は学会の月例研究会。会場近くの通りが「東京国際女子マラソン」のコースだったのだ。 雨が上がり、ひんやりとした空気の中を、ランナーたちが駆け抜けていく。沿道には旗を振る者もなく、時おり声をかけるファ…

恩徳と音読と

久しぶりのオフ。まあ、お寺や学会に行くことが「オン」であるのかについては、相当に議論の余地があるな。もっともお寺の場合、「恩」ではある。オフのときは好きなことをして過ごすのがよい。心地よい疲れを残したが、楽しかった。 明日は学会の月例研究会…

乗らない---それが私の「報復」

まずは、2つの新聞記事を紹介。 http://www.asahi.com/national/update/1112/TKY200811120346.html http://sankei.jp.msn.com/life/welfare/081112/wlf0811122357005-n1.htm こういう人が相談役を務めている会社のクルマには絶対に乗らない。こういう人が相…

ふと思い出したこと

高尾での3コマを終えて東上野のお寺へ。東京2組の報恩講である。T師のご法話は、なんとかおしまいの10分だけうかがうことができた。その後、懇親会へ。さらにT師がオーナーを務める荒木町の「坊主バー」へ。 今日のご講師のT師は、父が亡くなったちょうど1年…

みずみずしいことば

うちの学生はできが悪いとか、こんなことも知らないのがいたとか、そういうことを言うのがセンセイ方のお仕事なのかしら。愛想笑いをしながら聞いているのも、くたびれてしまうようになった。 まあ、確かに不真面目な学生もいないわけではないけれど、一所懸…

お帰りなさい

修理を終えた愛車が帰ってきた。今週末までかかるようなことを聞かされていたので、昼過ぎに電話をもらったときは少し驚いたが、高尾での3コマを終え、いそいそと修理工場まで出かけて行った。 壊れたバンパーも、曲がったナンバープレートも、閉まらなくな…

事務局長のもやもや

国立での2コマを終え、東京・一ツ橋の学術総合センター(一橋記念講堂)まで「国立情報学研究所(NII)と科学技術振興機構(JST)の学術雑誌電子化関連事業の連携・協力についての合同説明会」を聞きに。 学会誌の電子化はもう避けて通れないことだとは思う。だ…

恩波の上にただよう小船

山梨を後に、東京・三田のお寺の報恩講へ。うかがったことのなかったタイプのご法話にずいぶん戸惑う。というよりも、途中から聞けなくなってしまったのだと思う。 果たして、自分は不勉強である、勉強が足りないと何度おっしゃったろうか。そして、それにど…

ほうとうを食べながら法統というものを思う

日頃お世話になっている若いお坊さんが住職になられ、報恩講を機に継職奉告法要が勤められることになった。それに出させてもらおうと、所属寺の同朋と山梨県は笛吹市まで。 300年の風雪に耐えてきた本堂に身を置くと、この寺を守り支えてきた名もない人々の…

BCL の趣味をお持ちとは

生田のキャンパスへ。ここの教職員食堂のランチは絶品である。コストパフォーマンスも実に高い。 その食堂で今日のAランチ「ステーキ丼」をパクついていたら、斜め前の女性のことばが耳に入ってきた。なんと、BCL の話をしていらっしゃるではないか。 BCL …

先生のつうしんぼ

授業評価が大流行である。今日も3つのクラスでアンケートを実施した。大学によっては、配布も回収もボランティアの学生が担当し、教員はその場にいることさえ許されないことになっているが、そういうことの一切を教員が担わなければならないところもある。…

しんしくめさげ・いつつゆり

父の命日を覚えていてくださる方が、メールをくださったり、お花を送ってくださったり、お墓参りに来てくださったりする。なんともありがたいことだ。 その命日というのは11月3日で、所属寺では毎年きまって報恩講の日中法要が営まれる。したがって、僕は父…

三代目はそっと乗り

先日追突された愛車は、思いのほか傷んでいた。レビューというクルマには小さなトランクがあるのだが、その蓋が閉まらなくなっていたのだ。たいしたものを入れてはいなかったが、トランクに3億円ほどしまってあったら冷や冷やものだっただろう。しかし、そん…

浄土スル

所属寺で報恩講の晨朝法要・日中法要。朝のお勤めは7時からだったが、連絡の不徹底もあって8時に間に合うようにいらっしゃる方もあり、結局2回お勤めすることに。なかなかに貴重な経験であった。 日中法要に法話をいただいたのは宮戸道雄師。宮戸先生のお話…

旅に出ようよ俺とふたりで

午前中は文京区民センターへ。日本外国語教育改善協議会の会合である。ある基調発表を聞きながら、自分がどれほど恵まれた環境で教職を勤め研究を進めて来ることができたのか感謝しなければならないと思った。一口に「文法指導の順序性、体系性」と言うが、…