2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

この校歌で至誠ということばを知ったのだった

上野高校の同窓会報『東叡』第39号が届く。今年度の入学式の模様を伝える記事(p.12)に …校歌紹介(全員の校歌斉唱ではなくコーラス部数名による三部合唱)… とあることを奇異に感じていると、同窓会の創立80周年を祝う会について伝える〈新16期〉宮崎氏の…

お内仏のある風景

所属寺の情報紙が届く。この春に帰敬式を受け仏弟子の名乗りをあげられた方の文章にこころが揺さぶられる思いがした。ご門徒のお内仏を拝見する企画も始まっている。うちのお仏壇も花を飾ってきれいにしなければと思う。 仕事を半分にしても暮らしていけるく…

縁側、夕立、朝顔、ひまわり

愛知県の岡崎という地名を「縁側」とか「夕立」のようなアクセントで発音できる人は、この土地に馴染みのある人だと思う。東京近辺の人は、たいてい「朝顔」とか「ひまわり」のようになってしまうものだ。 この町には先祖の墓がある。この墓は明治2年に亡く…

だから、だから、一緒だよって言ったのに

ああ、やってしまった。大会プログラムの完成版に致命的なミスが2つ。ミスとわかっていて、修正しなければと思いながら、直すことができなかった。ひとのせいにしようと思えばできないわけではないが、これはやっぱり自分の責任だな。失礼なことをしてしま…

奈津のお念珠

ビデオに録っておいた『あんどーなつ』を見た。この月曜日(8月25日)に放送されたものだ。あらすじの一部を公式ウェブサイト*1より引用。 奈津(貫地谷しほり)が浅草の老舗和菓子屋・満月堂の正式な一員となって3ヶ月が経った。女将の光子(風吹ジュン)…

善人のしるし

夜、たまたまダイヤルを合わせたラジオで、視聴者が考えて投稿してきた「新しいことわざ」を紹介していた。 「まあいいか」は善人のしるし 一読して、どのような意味と思うだろう。ラジオから聞こえてきた解説では、たしか「小さなことに目くじらを立てず、…

獣王の意気高らかに

久しぶりに神宮球場にヤクルト−阪神戦を見に行った。試合の始まった頃はかなりの降雨で、雨合羽を着込んでの観戦だったが、気がつくと雨は止み、吹き抜ける風が心地よかった。 1985年10月16日、タイガースが21年ぶりのリーグ優勝を決めた日、やはり僕はここ…

我執強きがゆえに

『東京新聞』の最終面に「運勢」という欄がある。干支ごとに、松雲庵主という人の短いことばが書かれているのだが、今日の「み年」の人に向けたことばには考えさせられた。 み年 我執強きがゆえに果てしなく迷い続ける。仏の語に触れて方向転換する。 なぜ考…

上手という人

3か月に1回程度の割合で、眼科で眼底検査を受けている。いつも不満に思っていたのは、瞳孔を開くための点眼液を差してもらうときに「ああ、入ったなあ。効いているなあ」という実感のないことだった。実際、「まだですね」と言われて何度も差されるのだが…

もう会えない人

8月15日に書いた留萌の念仏者*1に会いに行こうと、私たちの住職から言われたときは実にうれしかった。この日あたりはどうだろうと示されたのはちょうど学園祭のために授業がなくなる時期で、まさに奇跡だと思ったし、ありがたい縁に感謝しながら飛行機の時刻…

うれしい再会

前の職場で同僚だったI先生が結んでくださったご縁で、前の前の前の職場でお世話になったK先生と10数年ぶりの再会がかなった。池袋西口のベトナム料理店で乾杯。飲み、食べ、語るうちに、あっという間の4時間が経ってしまった。 帰り道で交換したメールで「…

西東京映画祭

久しぶりに西東京のサークルへ。毎月、週に3回、各回1時間の勉強会という約束で進めているが、この夏は3回分をひとまとめにして1本の映画を見ることにした。トム・ハンクス主演の『ターミナル』は2004年の作品だ。あの頃はまだ携帯電話というものが普及して…

「どぜう」は「まる」に限る

夕刻、研修のため東京に出張中のU氏と待ち合わせる。いつも広島を案内してもらうお礼に東京らしいものを食べてもらおうとずいぶん考えたが、何週か前のドラマ『あんどーなつ』を見てからずっと気になっていた「どじょう」がよかろうと浅草へ向かうことにした…

宝の持ち腐れ

今日も所属寺へ。来月の旅行会の打ち合わせである。お世話になる旅行社は実に一所懸命。ねぎらう意味もあって一献傾けるうち、添乗の若い方は僕が昨年出講していた大学・学部の卒業生で、親しくしていた先生の「教え子」であることが判明した。よく聞けば、…

得道の人との出会い

夕刻、来年の6月から始まる「親鸞聖人に人生を学ぶ講座」の事前打ち合わせのため所属寺へ。「本当の門徒って何なのよ」という法友のことばにドキリ。多くの先達との出会いが聞法の歩みを支えてくれる。先日いただいた住職からのメールに「名もない念仏者が支…

Stranger to Blue Water

昨日の日記に書いたことを反芻していたら、中学校1年生のときに学校の英語クラブでT先生が教えてくださった歌の一節を思い出した。John Denver の Take Me Home, Country Roads という曲である。日本語に訳したものが日本のアニメ映画の主題歌としても使われ…

海からの風に吹かれて

所属寺へ。父の墓参りを済ませて「旧盆&平和を願う法要」。お勤めのあと住職の法話をうかがう。お昼には「すいとん」をいただいた。 教育新潮社『仏教家庭学校』第46巻の最後のページにある「信仰告白:銀鱗煌く古里」に落涙。北海道留萌市に住む94歳の元鉄…

SMALL CAPITAL

用を済ませて帰宅すると、テレビでは内村選手がコバチ、コバチ、コールマンと決めるところだった。 そんなテレビの国際映像を見ていて気になったのは、選手の名前の表示法である。体操競技の男子個人総合では次の3人の選手がメダルを獲得したが、注目すべき…

夏期講習会

所属する研究所の夏期講習会。懐かしい人々と再会する。今日は記録やビデオ撮影の当番として出かけたが、80分の講座を4本聴かせてもらえてありがたかった。 聴きながら英語の授業とは何かをずっと考えていた。今の時代、自分が小学生だったら、あるいは中学…

僕は J-WAVE を聴く

夜、ラジオを聴こうと思ったのだが、AM 局はオリンピックと野球ばかり。FM に切り替えてみても軽妙というよりは軽薄な語りばかりで、どうにも聴くものがなくなってしまった。 しかたなく、めったに聴くことのない J-WAVE にチューニングを合わせてみて驚いた…

見て美しいことば

いささか唐突だが「爽昧」ということばが好きだ。「そうまい」と読む。夜明けのほのかに明るい頃を表すことばである。大学以来の友人の出身高校の校歌は丸山薫の手になるもので、その3連目は「昧爽(まいそう)」ということばで始まる。この校歌では「昧爽…

麺'S CLUB

今日も片付けものを続ける。今日の掘り出し物は文化祭のクラス展示のパンフレット。最初の勤務先で中1A組の副担任を務めていたときのものだ。生徒たちがどうしてもラーメンのことをやりたいというので、麺の歴史を教えてもらいに日清食品を訪ねたり、川越の…

ずっと思っていたこと

夕刻、亀有の焼鳥屋。お寺の聞法会のスタッフによる会合である。毎月の輪読会を重ねながら、それぞれが感じたり思ったり考えたりしていたことを語り合う場となった。法で結ばれているからこそ言えることがある。僕もずっと言えずにいたことがことばにできた。

オリンピックの顔と顔

片付けものはいつ終わるのやら。懐かしいものを発掘して、つい見入ってしまったり、うっかり読み込んでしまったりするのがいけないということはわかっているのだが。 夕刻には切り上げ、ひと風呂浴びて軽く一杯。夜になったらオリンピックの開会式くらい見て…

これでいいのだ

片付けものを続ける。今日は父が読んでいた旅の雑誌などを絡げておいた。バブルの頃の雑誌は厚く重かったのだが、2000年を迎える頃から急に薄く軽くなる。およそ、雑誌が題字をいじり始めたら末期症状だな。そんなことを思いながら、この暑さでボーッとして…

「文壇バー」デビュー

夕刻、tmrowingさん・編集者のTさんと新宿。末廣亭の近くはTさんの庭とのことで、看板もかかっていないようなビルにするすると上がっていく。トルコ料理店で食事を済ませたあとはいわゆる「文壇バー」へ。あっという間の数時間だった。 もっともっと本を読ま…

ZONEの時代

夏恒例の片付けもの。今年は大がかりに5年ほど手付かずだったものどもをバタバタとひっくり返してみる。 探していたパスポートは今年の11月が有効期限だった。後期が始まる前に更新しておこうかな。とりあえず、どこへも行く予定はないが。なくしてしまった…

門徒もの忌み嫌わず

幽霊にも妖怪にもまるで動じないところを見ると奈津はれっきとした門徒なんだって。これで、仏さまに手を合わせるときにお念珠を持っていれば完璧だって。 今日は、勝手に死んじゃだめだと幽霊を必死で説得してみたり、麹をだめにしてしまって「生きていたの…

決意の朝

昨日届いていたのであろうか。遅く起きたら、机の上に学会の先達よりいただいた葉書があった。こういう形で励ましてくださる先生に出会ったことはなかった。がんばらないとなあ。

あの帽子はどこへ

所属寺で「真夏の法話会+ビアガーデン」。以前、今度の講師の方は「僕の気に入るタイプ」だと住職に言われていたが、実際にお話をうかがってそのことばの意味がわかるような気がした。準備・運営と忙しい一日だったが、反省することもまた多く、どれも根本…