上手という人

 3か月に1回程度の割合で、眼科で眼底検査を受けている。いつも不満に思っていたのは、瞳孔を開くための点眼液を差してもらうときに「ああ、入ったなあ。効いているなあ」という実感のないことだった。実際、「まだですね」と言われて何度も差されるのだが、なかなか効かないのだ。
 しかし、今日はばっちり効きましたよ。なんたって、あっと言う間に効き目が見えてきたのだ。今日のお嬢さんには初めて差していただいたのだが、要するにこの人は上手で、これまでの人はそうでもなかったということではないのか。
 どんな分野にも上手という人は存在するものなのだと思う。この次も、できることならあのお嬢さんにお願いしたいものだ。