2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

戻らぬ時間

首都「高速」という名の自動車専用道でタンクローリーが転んで燃え上がり、その影響で通行止めをはじめとする規制が続いていたが、間もなく復旧するようだ。この規制のため、高尾から自宅まで1時間半で済むところが、一般道で帰ることを余儀なくされ、今日な…

あまのじゃくでしょうが

月曜日の出講先はまだ後期の授業が始まらないので、これを幸いと映画『おくりびと』を見に行く。『納棺夫日記』を書かれた青木新門氏が、この映画の原作者としてクレジットされることを願わなかった理由がわかったように思う。映画そのものはよく作られたも…

頭が上がらないということ

昨夜の泊まりは長島温泉。今日は伊勢を巡り、夕刻、名古屋から新幹線で戻る。 汚れに汚れきったどろどろの毎日を生きる私たちをそのままに受け入れてくださる存在に出会えたことを、この上もなくありがたいことだと感じる。手を清めて参拝しなければ穢れてし…

役でももらわなんだら…

所属寺の旅行会で三重県は桑名まで。信に死し願に生きる。この深さと言ったらなんだ。

帰りの鞄には若干の余裕が

金曜日の出講先も今日から後期の授業。やはり、ゆるゆると始めてみた。LL教室という名のパソコン教室ではライティングの授業。書き込み用のファイルを学生のPCに送り、書き上げたものを回収する。こういうとき、リテラシーの高い学生の方が作業を先へ先へと…

ゆるゆると

いよいよ今日から後期の授業が始まる。ゆるゆるとスタートを切ってみた。 帰途、谷中のギャラリーを再び訪れ、獄中で描かれた作品に展示替えされた平沢貞通展を見る。地獄の炎の中に焼けることなく咲き続ける菊の花、幼い頃を回想した自画像の凍り付いたよう…

ぐずぐずしている

文部省『中等教育資料』第V巻第12号(東京:明治図書出版、1956年12月1日発行)に、その年に開催された「中等教育指導者養成講座」外国語科部会の報告が掲載されている。この講座は文部省の主催で、外国語科部会では英文法をテーマに中島文雄氏と石橋幸太郎…

忘れた頃に見つかるなんて

お彼岸の中日、父の墓にお参りする。お寺に着いたのは4時半を過ぎていたが、ずいぶんたくさんの人で賑わっていた。 庫裏の入り口でお線香をお願いするとき、いくつかの忘れ物が並べてあることに気付いた。「あらあら、こんなものまで忘れちゃうんだ」と思い…

月こそかかれ吉田山

月曜日の出講先はまだ授業が始まらないので、これを好機と京都大学の附属図書館に出向いた。三宮から新快速で京都へ。駅前からは市バスの17系統で百万遍へ出た。 京大のキャンパスは、東大と比べるとずいぶん広々として明るい感じがした。図書館は入館の手続…

We love Kobe.

神戸にて月例研究会。19名の参加を得る。数年前にここで月例会を開いたとき、発表者を含めて6名の参加しか得られなかったことを思い出し、大いに感激する。 今日は、来月の全国大会に向けた事務作業についても、理事(兼実行委員)のみなさんに協力していた…

Thank you for flying with ANA, a member of Star Alliance.

全日空で神戸空港へ。明け方までの雨が嘘のような好天に恵まれた。今日の泊まりは三宮。明日の月例研究会に備えての「前乗り」である。 神戸空港から三宮まではポートライナーで20分足らずという便利さだった。ポートライナーは海の上を走っているようだ。窓…

迷走する瞑想

台風の動きが気がかりである。高松の大先輩から「高松の商店街や駅前にミイラが闊歩するのも時間の問題というところです」というメールが届けば、恵みの雨がもたらされればよいと思うが、明日は飛行機で神戸に飛ぶことを考えると、さっさと勢力が衰えてくれ…

どうして気持ち悪くないのか

今日は早めに書いておこっと。《坂A》と《坂B》の話の続きである。 二つの「坂」があることを知った僕は、まずはこの語について兄弟のアクセントを調べてみた。すると、十歳上の兄は《坂A》であることがわかったのだ。同じ家族に育ったのに「坂」のように基…

自分のことばが「違う」と気付いたとき

大学に入学して半年ほど経った頃だと思う。その日は学科の友だちと三人で本郷の辺りを歩いていた。道案内のつもりで「この坂を下りると湯島の交差点だよ」と言ったとき、二人の友だちはほぼ同時に反応した。二人は僕の「坂」のアクセントが違うと言うのだ。 …

母語を内省する

一日遅れで、録画してあったドラマ『あんどーなつ』を見る。東京出身の女優と横浜出身の男優が「京ことば」を使う役を演じていたが、その女優のことばはどうにも京都のことばには聞こえず、最後までドラマの筋に集中できなかった。 では、と考えてみる。自分…

流転する私に気付く

13時より三田の慶應義塾大学でシンポジウム《英語教育の新時代 ---「『英語が使える日本人』の育成のための戦略構想」を超えて》。7人の登壇者によるまさに「七者七様」の主張をうかがったが、お使いになる日本語の正確さに感銘を覚えた。「ことば」への造詣…

8つの「ん」

安住紳一郎が好きだ。好きであると言っても、あくまでもアナウンサーとしてだが。実際、今日のTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』のオープニングトークは素晴らしかった。日本語の「ん」の発音には8つのパタンがあることを、笑いを交えながら見事に解説する…

業識は「ごっしき」と読む

谷中のギャラリーへ「獄窓の画家・平沢貞通展」を見に行く。今、展示されているのは彼が投獄されるまでの作品群である。遠藤誠『帝銀事件の全貌と平沢貞通』を買い求める。 今日は月に一度の門法会。時間もあることだから、お寺に行く前にA4判のノートを買っ…

言われた通りにすること

ある行事に参加しようと思い、メールで申し込んだ。期日も迫っているため、受け付けてもらえるか不安だったので、 お受けいただけるかご返信願えれば幸いと存じております。 とメールに書いたが、返信はもらえない。申し込みの要領には なお、受領確認をご希…

こんなところに

二度目の鍼治療。確かに効いているのだが、施術を受けたあとは身体がものすごく疲れている。脇の下のツボに鍼を打つのは僕がかかっている先生が始められたことだそうで、「こんなところに打つ人はいません」というご自身のことばに妙な説得力を感じた。 いろ…

聞こえるということ

久しぶりに西東京のサークルへ。ここではひたすら聞いて書き取るということに取り組んでおり、教材はNHKのテレビ番組を元にしたDVDを使っている。 聞き取るときには映像を見ずに音だけに集中しているのだが、今日、ある文を聞き取ろうとしていたら「バサッ」…

はじめての経験

肩が痛くて腕の上がらない状態がもう1か月以上続いていたが、さすがに放っておくことができなくなった。整形外科と鍼灸院のどちらへ行こうか熟考の末、生まれて初めての鍼治療を選ぶことにした。 これまで何となく恐くて近寄りがたかったのだが、思い切って…

いつものことではあるが

MacBookは午前中に到着。メールの設定に手間取ったが、昼にはなんとか開通した。いつものことではあるが、パソコンが壊れるときにはきまって身体の調子も悪く、どういうわけかクルマにも傷をつけてしまう。それにしたってこの肩の痛さは何だろう。

ちっともハードじゃない

MacBookの修理完了。ただし、ハードディスクの復旧はかなわず。それでも、ハードディスクそのものは返してもらったので、この先、復旧の専門家に相談してみようかと思う。明日には届けてもらえるようだから、しばらくはあれこれの設定に時間がとられそうだ。

ひとすじの道

門徒会の研修に参加。聞いて聞いて聞き抜いて、そして聞き破ろうという得道の人々の圧倒的な迫力に触れる。あんな方たちの前でチャラチャラと懇親会の司会役などをやっていた自分を思い出して恥ずかしくもあったが、そんな思いを包み込んでくださるあたたか…

昔の先生を思う

パソコンが手許にないとどうも更新も遅れがちになってしまう。パソコンを使った仕事ができない間はせめて本でも読んでおこうと東井義雄先生の評伝を手にする。 ねずみ色の背広を着て眼鏡をかけていたような昔の先生のことをもっともっと知りたいと思うし覚え…

古新聞、古雑誌

今日もサブマシンから。MacBookはハードディスクのトラブルのようで、修理に出すことになった。データが保存できるとよいのだが、果たしてどうなるか。 午前中は東書文庫へ。探していた古い雑誌を閲覧させてもらい、秋の発表の枠組みを作る手がかりを得た。…