流転する私に気付く

 13時より三田の慶應義塾大学でシンポジウム《英語教育の新時代 ---「『英語が使える日本人』の育成のための戦略構想」を超えて》。7人の登壇者によるまさに「七者七様」の主張をうかがったが、お使いになる日本語の正確さに感銘を覚えた。「ことば」への造詣の深さを垣間見た思いがする。
 鍵となることばが随所にちりばめた5時間。今回限りにするのは惜しいと思っていたら、書籍等にまとめられるとのアナウンスがあった。その出版を楽しみに待つとともに、この取り組みがこれからの「ことば」の教育に一石を投じるものとなることを期待したい。
 それにしても、要望書やアピールをまとめようとすると、途端に「改善協」のようになってしまうのはどういうわけなのだろう。あるいはアピールとは本質的にそういうものだということか。
 夜は、所属寺関係の小さな集まりに。宗祖親鸞聖人七百五十回ご遠忌に向けてさまざまのことが始まっているが、上山の機会も増えて楽しみだ。ご遠忌に向けた取り組みのすべてが、まさに私たちのご遠忌そのものである。