さよならだけが人生だ

 一夜のうちにいくつもの季節が過ぎてしまったのです。唐突ではありますが、このブログをしばらく閉じることにさせてください。今日という日をもって閉じることは、今の私にはたいへん大きな意味があるのです。
 そう遠くない日に再開するつもりでいます。あるいは、形を変えて別のところでお目にかかることになるかも知れません。その場合には、facebook上でお知らせしますし、個人的に連絡の取れる方には直接お知らせしたく思っています。
 後日ここに記すとしながらそのままになっていることがいくつもあるのは、実に大きな心残りです。これについても、再びお目にかかるときには解決したいと考えています。
 何をやっても長続きしない私ですが、このブログだけは楽しくて、4年半にわたって休みなく(実際には少しインチキをしながら)続けることができました。みなさん、ありがとうございました。

Tinker Tailor Soldier Spy

 今日は映画が安いぞというのでEt君と日比谷。TOHOシネマシャンテで『裏切りのサーカス』を見る。
 しんどいこと、しんどいこと。見終わってから食事をと思っていたのだが、しばらくは飲む気にも食べる気にもならなかった。
 気を取り直して飲み始めたのは北千住。思いがけぬところで中学時代の友だちに会ったりして、悪いことはできない。いやいや、特段の悪いことはしていない。

30年って

 いつものK君に誘ってもらい、NHKホールで角松敏生「30th Anniversary Complete Live Tour」。
 入場前、K君を待っているときに通りかかった高校生がポスターを見て思わずつぶやいたひとことは「30年ってすごくない?」。そう、君たちが生まれるずっと前から、あのおじさんは歌っていたし、このおじさんたちは聴いていたんだよ。
 今日のステージは、とにかく懐かしい曲の連発。おじさんも、あの頃やあの頃のことを思い出した。
 そして、K君には全部誕生日のプレゼントにしてもらってしまったよ。ありがとう。

品のいい大阪

 最近、手に入れたものは3冊の文庫本。田辺聖子著『道頓堀の雨に別れて以来なり:川柳作家・岸本水府とその時代』の上・中・下(中公文庫版)である。
 岸本水府は、OSKの「春のおどり」のテーマ曲として作られ、同劇団を代表する曲として知られている『桜咲く国』の作詞家でもある。かねてから「品のいい大阪」というものは確かに存在していて、それは「船場ことば」とか松竹系の芸能とかにつながっていると感じているのだが、どうだろう。とりあえず、このものすごい分量の書物を読んでみることにする。

大ニュース

 昨日付けで発表された大湖せしるの娘役転向は私にとっては大ニュース。雪組には、同じように男役で活躍ののち娘役に転じた天勢いづるさんという美しい人がいたことを思い出してみたりする。これが壮一帆をトップとして迎える準備だとしたらものすごいことだと思うのだが。
 夜は西落合で勉強。明日からの中間試験に備える。だいぶ知識は整理されてきているが、これまでの積み重ねが少し足りないだろうか。とにかくギリギリまでねばること。理解・整理・記憶、つまりは、わかる・まとめる・おぼえる、こういうことだ。

つながっているということ

 ふだんと何も変わらないのだが、やっぱり特別な一日。誕生日ということでメールやらfacebookのメッセージやらをもらう。そんなことから、どうやら自分にも何かのつながりがあるらしいということを確かめてみたりする。

長い一日

 10時、上野。16時、西落合。18時半、大塚。誕生日を翌日に控えた今日は、たくさんの人に会い、たくさんのことをして、実に長い長い一日になった。
 やっかいなことはいくらもある。不安に思おうと思えばいくらでも不安になれるのではあるが、何か生きることへの不思議な気力を感じる。