2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

失効記念日

Non No No Non と阿久悠先生の名作を思い出しながら、今日は私の失効記念日ですなどと口にしてみる。財産権の侵害と集団訴訟を起こす動きもないようなので、ひとり裁判で争ってもよいのだが、とりあえずは先立つものがない。 こういうくだらない制度は、そも…

背中を押すもの

私がここにいて考えていたところでどうなるものでもないのだが、考えずにいられないというのは実に厄介なことだ。ただ、懐かしい人と出歩くことが続き、いくらか心は落ち着いてきている気もする。 新年度になってしまえば学年暦に追い回されるだけなので、忙…

仕事だ

昨日の「送別会」でも話題になったNHKの『トラッドジャパン』のDVDを揃えた。簡略版を買い求めたので、トークや単語確認のコーナーが収録されていないのは残念だが、授業で活用の予定。英文科の諸君には Stuart Varnam-Atkin さんの英語をバリバリと聴き取っ…

動く、とどまる

昼前、吉祥寺に出向いて不要書類の整理。思えば、ここでの仕事を終えて門を出た直後に地震に遭ったのだった。いずれにしても記憶に残る1年となった。学園は登校禁止が昨日で解け、制限付きながら部活動も再開されている。元気な声の響く学校の、その当たり…

地域エゴを超えて

この際、仕事は週明けからだ。そう決めて今日も休む。 テレビやら何やらで芸能人やスポーツ選手などにことばをかけられると本当に励まされるのかな。勇気や希望を「与える」などと言う人がいるけれど、そういうものって内側からわき上がってくるものではない…

親鸞聖人を描く

K君よりメールをもらい『スラムダンク』や『バガボンド』で知られるマンガ家の井上雄彦さんが親鸞聖人の屏風絵を描かれたことを知った。ありがとう。 もうちょっと宣伝上手でもよかったのではとも思うが、やるじゃん、大谷派。そして、井上先生、すごいぞ。 …

ふらふらふら

医者に行けばよかったのかなあ。昨夜よりは改善したけれど、ふらふらが続いている。予定していた外出を控え、結局は家で休んでしまった。明日には仕事を再開したい。

ふらふら

昼、ある出講先の先生から4月の始業を半月遅らせることが決まったとのメール。他からもらったメールと情報を合わせると、どうやら校舎が損傷を受けたようだ。 人に会いたいという気持ちが強くはたらいている。夕刻、北千住でMi君。短い時間だったが近況を報…

金町の水

池袋で久しぶりのSy君と。出たついでに駅前の量販店で映像用のケーブルを購入。赤白黄色の3本組ではなく黄色1本にしたら、ずいぶん安く手に入れることができた。 金町浄水場から厚生労働省の暫定基準値を超える放射性物質が検出されたとのニュース。金町の水…

四十雀

遅く起きて今日も寺へ。4月5日(火)に開催されることになった「チャリティーコンサート」に向けてAV機器の確認をする。本堂の様子を座敷に設置するスクリーンに映すには、コンポジットケーブルが25メートルばかり必要。およそ5,000円くらいの出費ですみそうだ…

春彼岸

彼岸会永代経法要。今年は「東日本大震災を共に悼む法要」を兼ねて厳修された。住職の法話は長講1時間20分におよんだが、まったくそれを長く感じなかった。 悲しみや憤りを超えて、私たちを包むものに出遇う。そのはたらきを果たすとき、寺は本当の意味で「…

ねがい

京都市内での開催を予定していた会の理事会と研究会を中止にしたため、今日も寺へ行くことができた。受付で「維持費」をお預かりする仕事をしているが、震災の影響で家を空けられない親戚の代わりに届けに来たとおっしゃる方が何人もいらっしゃる。このよう…

せずにはおれぬこと

寺へ。忘れている人も多いが、お彼岸なのだ。この時期、寺には大勢のご門徒がお参りにみえる。その際に「維持費」を納めてくださる方も多いのである。役員の一人として今日は手伝いに出向いた。 事実、受付のテーブルにいると、地震を心配しながら、行き帰り…

風向きを見る。てのひらを返す。

あれから一週間。この国の安全を考えながらも、仕事の上で嫌なことがあれば一晩や二晩は平気でクヨクヨしたりイライラしたりする。 そんなときにもらう何気ない素振りの電話がうれしい。行間に数倍のことばの隠れているメールがありがたい。そういう高度なコ…

キリギリス

夕刻、池袋へ。あの地震以来、地元を離れるのは初めてのことだ。いつものK君に誘ってもらい芝居を見に行くことにした。昨日「再開」された『南へ』は、野田地図(NODA-MAP)の第16回公演。作・演出:野田秀樹。 この時期になんと不謹慎なという思いは自分の…

淡々と粛々と

週末に京都で予定されていた会の理事会と例会は取り止めることになった。誰もが心に思いながら言い出せなかったことなのかも知れない。あるきっかけをもらい、それから加速度的にことは運んだ。後になって取り越し苦労だったと言い合えるくらいでよい。無理…

ときを選ばぬもの

在宅でわずかに会務を進める。テレビなど消してしまいたいが、原発の状況が気にもなる。 被災地で新たないのちが生まれたとのニュースに触れる。生死はときを選ばない。栗原貞子さんの詩を思い出した。 この連想は「不謹慎」と言われるのだろうか。自分でも…

計画

いつの間にか「輪番停電」から名前が変わっていた「計画停電」という名の無計画に振り回される。まず、今朝6時台に目を覚ましてみたら、寝る前には問題なく動くと言っていたJRをはじめ、多くの鉄道がまともに動かないという。 昨夜遅くなって国土交通省が「…

ラジオには歌が流れる

私のように、灯りがあって、寝床があって、水があって、温かい食べ物があって、風呂にも入れるような者がこういうことを言ってはならないのだとは思う。現地の人たちは私の想像を超えたもっともっとたいへんな思いをされているのだと思う。 けれど、私はここ…

夜を迎える

家にいる母はどうしているだろう。クルマで家まで帰ることができるだろうか。その程度の心配しかせずに帰宅した私だったが、そのときはまだ今度の地震がどのようなものなのか想像することもできなかったのだ。 帰宅して母の無事を確認。部屋に散乱した本を片…

けやき並木

このたびの東北地方太平洋沖地震の被害に遭われたみなさまにお見舞い申し上げます。一夜明け、3月11日付けの日記をエントリーします。 そのとき、私は吉祥寺の高等学校での仕事を終え、正門前のけやき並木を近所のコインパークに向かって歩いていた。ふだん…

まるつけ、ばつつけ

よし、今日は採点だ。今がんばらなくて、いつがんばる。掛け声だけは勇ましく、ぐだぐだと夜の深いところに向かって「仕事」は続く。 明日は答案返却日。

白菊の思い出ともに刻む

昼前、中学以来の友人よりメール。仲間のひとりのお母さまが亡くなったとの知らせだった。お父さまの訃報にお宅を訪ね、お線香をあげさせていただいたのは1年ほど前のことだったか。そのときはお元気そうに見えたのだが、実は病に冒されておられたのだと知ら…

原点

午後、池袋。広島よりU氏を迎えてあれこれの相談を。会務に関わること以外では、ちょっと楽しみなプロジェクトも始動した。 池袋は私たちの会の「原点」とも言える場所である。懐かしいアイリッシュパブと居酒屋には、O氏、K氏、H氏を交えて。最後はU氏とバ…

少しは急げよ

週末の京都行きに備えて、往復の乗物を手配する。行きは「ぷらっとこだま」でのんびりと。帰りはウィラーの「コクーン」でやはりのんびりと。これで高い宿代の元が取れる。 仕事は山積みされているが、なんとか会務の一部だけをこなした。人生は思い通りにな…

朝の電話

早朝、母からの電話で目覚める。一つ屋根の下にいるのにどうして電話をなどと思いながら出てみると、何も話さない。人の気配すら感じられないほど音が聞こえないので、ひどく心配になり階下の母の部屋を訪ねた。 部屋に母の姿がない。私はもうほぼパニック状…

そして未来へ

吉祥寺では学年末試験の出題。最後は「ノーミス」と思ったのだが、そうとは行かず申し訳ない限り。ひとの仕事のミスならすぐに気付くのだが、自分のこととなると思い込みが先に立つのだな。 午後は荒川区のお寺で法話会。自己への徹底的な問いかけに根ざした…

同姓異名・異姓同名

一連の「テープ起こし」の作業が不完全だったのは、録音機材の不備のため資料の一部が欠けていたからだった。ふだんから法話を録音していらっしゃるT師に相談したところ、この日の分もあるからCDに焼いてあげるよとありがたい返事。昨晩はこの日記を書いたあ…

インプット・メソッドの未来

ずっと続けていた作業は、不完全ながら「第一次稿」を仕上げる。いろいろあって「完成版」と言えないのがつらいところだ。 法話を書き起こすうえで難しいのは、お聖教*1のことばの扱いである。どうしても、出典を明らかにしたうえで文字づかいも原典通りにし…

つながるもの

今日もあちらこちらからメールをいただき、つながりのうちに見出すものの多いことを感じた。 このところ続けている作業は、いただいたご法話の「テープ起こし」である。QuickTime ムービーとして保存してあるから、厳密には「ファイル起こし」となるのだろう…