ちょっとつぶやいてみた

 午前中は理事会後の事務をいくつか。忙しいときに限って訳のわからない電話がかかってくる。某家電量販店の「オール電化」の係を名乗る男性から電話があり「ご主人様はいらっしゃいますか」と言う。メイド喫茶じゃあるまいし「ご主人様」というのはどうも苦手だと思いながら、うちは2世帯で番号を共有しているのでどちらにおかけかと尋ねると、急にしどろもどろになってこちらの電話番号を言い始める。相手の名前もわからないままかけた営業の電話なのだろうか。いやいやどちらの家におかけなのかと尋ねると、電話番号の最後の1桁を違えて口に出し「…××番ではありませんか」と言う。電話をかけた時点に遡って、電話をかけたことそのものをなかったことにしようと言うのだろう。これまでにもいろいろと失礼な営業の電話を受けてきたけれど、こんなに不誠実なのは初めてだ。大手の家電量販店。近所にもあるのでたびたび利用しているけれど、場合によってはポイントカードをポイントごと返して、2度と買い物に行かないことを宣言してもよい。
 午後、某氏と某社に某氏を訪ねる。こんなに伏せるなら書かなくてもよさそうだが、某師の某書について相談に乗っていただいた。かねがね考えていたことでもあり、進展することを願う。話題は逸れつ戻りつ、楽しくお話しさせていただいた。今日は電車に乗りながら、ずっと「おとこうた」と「おんなうた」のことを考えていたのだが、これに関して思いがけず興味深い本を紹介していただく。日本橋の丸善で手には取ったのだが買い求めなかった一冊だった。惜しいことをした。
 その前に、大学以来の友人が編集した待望の書『マンガ脳の鍛えかた』(集英社刊)を購入。あるところに次のように書いたのだが、誰が手にしても(特に本の好きな人は)、マンガへの興味の度合はまったく別に、じゅうぶんに楽しめる本だと思う。

『マンガ脳の鍛えかた』をゲット。丹念につくり込まれた美しい本。描く人、書く人、創る人、造る人。それぞれの、マンガと本への愛に満ちた一冊。どこを開いても、こころ震え、こころ奮わされる。

 夜は西落合へ。70点に満たなければ追試という基準にも驚いたが、あと3点を悔しがらないことが悔しい。70点を超えることは目標ではなく前提だ。そのような基準を超える力ならば十分に備えているというのに、精度の低い学習からなかなか抜け出せず、なんとかなる、どうにかなると思っている。この坊やの意識をなんとかしたい。