通夜

 仕事を終えて所属寺へ。通夜の始まる頃、どうにか着くことができた。おおぜいの方がお越しになったが、せっかくのご法話とタイミングの合わなかった方には申し訳なくもったいなく思う。
 すべてを終えた後、本堂のお荘厳を見せていただく。棺の両脇に梻が立てられ、その外側には大きな燭台が3基ずつ。棺の前に置かれた野卓には、白餅の杉盛のほか豆・椎茸・麩・湯葉などを盛ったものがお供えしてある。これらの意味や名前について、いずれ教えてもらおう。
 あまりの暑さにひどい汗をかき、略肩衣の色が着ていたシャツに染みてしまった。肩衣そのものもしわくちゃになってしまったので、アイロンをかけて陰干しにする。