すぐにわかりましたよ

 この水曜日に始まっていた「遊々団ブランシャ第15回公演 ルージュ&ヴェール『新東京レビュー 新宿歌劇』メリーゴーラウンド トーキョウ 6」の夜の部を観る。一連の公演に足を運ぶのは3回目となるが、大好きな舞台である。
 ただ、これまでは単に「好き/嫌い」で語れたものが、ここへきて「良い/悪い」という尺度を求め始めていることに気付く。安定のうちに不安を求めている「贅沢」な自分がそこにいる。
 終演後、演じる人々と交わすことばに高揚感と充足感とを感じ、そのことにひとり静かに納得する。次はまた新しい何かを打ち出してくれることを期待しながら、新宿の街を後にした。