気がつけば

 気がつけば、20万アクセスを超えていた。10万に達したのが一昨年の11月13日のことで、ここにもそのことを書き残している*1。その後はほとんどカウンタを気にしなくなっていたのだが、その日から1年3か月ほどでさらに10万のアクセスをいただいたことになる。お訪ねくださるみなさまにお礼申し上げる次第。
 火曜日に放送された「歴史は眠らない:英語・愛憎の二百年」の第3回「"敵性語"の時代」のことをうっかり書き忘れていた。津田正氏、江利川春雄氏、高林茂氏と、よく存じ上げている方が次々に登場されたので、親しみをもって画面を見つめたけれど、この番組、思いも寄らぬところに着地するのではないかと心配になってきた。
 テキスト所収の鳥飼氏の文章を読み、江利川氏が提供された資料を丹念に見て、事前によく準備して放送を見たならば、テキストと放送内容との乖離を問題にせざるを得ないように思う。この番組に関わった多くの人々の思いがさまざまに利用され、「気がつけば」などということになっていないことを願う。

*1:http://d.hatena.ne.jp/riverson/20091113