最終楽章

 少しゆっくり起きると机上に郵便が。1通はいわゆるダイレクトメールで、もう1通は年賀状だった。1日早く届いたのかと思ってよく見てみると、虎の絵が描いてある。つまりは1年前の正月に届くはずの1枚であった。いったいどんな事情があったのやら。狐につままれたような気分だが、実は心待ちにしていた1枚だったので、ちょっとうれしかった。
 夕刻、西落合で年越し蕎麦ならぬ年越しパスタをごちそうになる。出かけるときには遅くなることを覚悟していたが、クルマで送っていただき、思いのほか早く帰ることができた。これで年越しのジルベスターコンサートに間に合う。今年はマーラーの交響曲第2番「復活」とのこと。岡山のがんちゃんと私たちの思い出の曲だ。