春を迎える

 午前中、明神下まで甘酒を買いに行く。数の子をこれに漬けておせちの一品とするのが最近の我が家の流行なのである。道はずいぶん空いていて、往復でわずか1時間あまり。帰宅後、さっそく塩出ししておいた数の子を漬ける。
 そのあとは、お内仏をきれいにして花を活ける。あいかわらずの自己流だが、白と黄色の菊に紫色のチース(スターチス)、それに葉牡丹と千両。お内仏にはきちんと鏡餅もお供えする。あれこれしなければならないことを抱えたままではあるのだが、いくらか新年を迎える気分になれたろうか。