住職日記

 この夏の門徒会総会・研修会で法話くださったO師より、そのときに引用された本をお送りいただいた。中川春岳著・京都大谷クラブ編『すばる六百号記念 我聞如是 住職日記』。昨年の11月に京都大谷クラブが刊行したもので、私家版の趣があり、相当に入手困難なものと思われる。お礼状は認めるとして、感謝の気持ちでここに書き置く。
 さっそく読み始めたが、中川師のユーモラスな書きぶりと深いところをズバリと言い当てることばの力強さに、ぐいぐいと引き込まれた。あるいは出遇うことのなかったかも知れぬ書物かと思うと、それに引き合わせていただいたことのありがたさが思われてくる。