不安タジー・ナイト

 今日も『ローマの休日』を。授業のあと、感想文を手渡しながら話しかけてくる学生もいて、授業で映画を見ることに意味のあることを再確認する。
 最後の最後、画面の左奥からアン王女が駆けて出てくることを期待する感想はかなり多い。ここは議論の分かれるところで、作品の結末を断然支持するという声もまた大きいのである。
 私としては、あそこで王女様が出てきてはいけないと思う。出てきてしまうと『魔法にかけられて』になってしまうわけだね*1。ファンタジーをファンタジーとして成立させること。それが大事。
 今日のタイトルは横田早苗さんへのリスペクト。原真弓氏へのオマージュ。

*1:http://d.hatena.ne.jp/riverson/20080325