風の学び舎

 朝、ぷぬぽぼの「アルプス一万尺」をダウンロード。Macには対応していないサイトだったので、補助的に使っているWindowsマシンを立ち上げた。外付けのディスクドライブを引っ張り出してきてCDに焼き、それをMacBookに取り込んでからiPodに送るという面倒臭さ。朝から何をやっているのか。
 明日までの仕事を夕方前に終え、明石町に向かい、19時から明石小学校前(脇)で開かれた小さなイベントに参加した。解体工事のために校舎を仮囲いしているパネルに、プロジェクタで校舎の映像や画像、それに校舎に寄せられたことばの数々を投影するというもの。
 穏やかで優しい時間だった。吹く風が、海の近いことを感じさせてくれる。こんな時間に外にいてずっと風に吹かれているなんて、ずいぶん久しぶりのような気がする。明石の校舎も、80年もの間、この風を受けて立っていたのだ。玄関ホールの円柱はすでに切り取られ、その痛々しさは目を覆うばかりなのだが、まだまだ諦めることができない。
 なんとなくまっすぐ帰れずに、いつもの街へ。あやしい店の席に着いて、徳永氏の本をようやく読了。あの本は電車やバスの中では読めないんだわ。