会ってみたい人

 昼過ぎ、本やら書類やらを詰め放題に詰めていたクルマの後部座席を片付ける。たっぷり2時間。汗だくになり、途中で2度シャツを着替えた。
 明日のプリントを作り、先日入手した本の2冊目、徳永進著『死の文化を豊かに』(単行本2002年10月、文庫版2010年6月、ともに筑摩書房刊)を手に取る。読み始めてわずか3ページで圧倒された。
 文章に触れ、この人に会ってみたい、いやちょっと偉そうか、この方にお目にかかってお話をうかがってみたいと思うことがある。ごくごく最近では、小沢牧子氏と徳永氏についてそう思う。機会をとらえ、ぜひとも直接お話をうかがってみたい。
 で、本山の回し者と言われそうだが、以下の企画に注目。

 御遠忌テーマ企画 公開講演会・シンポジウム
 「人間といういのちの相(すがた)−生老病死−」


 真宗大谷派 宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌テーマ
 〜 今、いのちがあなたを生きている 〜


 ◆第1回 2010年11月28日(日)
  「人間といういのちに生まれて」
    記念講演  芹沢 俊介 氏(社会評論家)
    パネリスト 浜田 晋 氏(精神科医)
          湯浅 誠 氏(反貧困ネットワーク事務局長)
 ◆第2回 2011年3月13日(日)
  「老いといういのちの相」
    記念講演  鷲田 清一 氏(哲学者)
    パネリスト 小沢 牧子 氏(心理学研究者)
          藤川 幸之助 氏(詩人)
 ◆第3回 2011年4月17日(日)
  「病いといういのちの相」
    記念講演  徳永 進 氏(医師)
    パネリスト 最首 悟 氏(和光大学名誉教授)
          田口 弘 氏(大谷派僧侶)
 ◆第4回 2011年5月15日(日)
  「死といういのちの相」
    記念講演  田口 ランディ 氏(作家)
    パネリスト 帯津 良一 氏(帯津三敬病院名誉院長)
          藤原 新也 氏(写真家)


 時間:午後1時から4時30分まで
 会場:真宗本廟(東本願寺) 参加費:無料

 どの回も聴いてみたいが、個人的には特に第2回と第3回。それにしても、京都へ日帰りっすか。機会をとらえてなどと言いながら、少しばかり悩む。