今さらながら(8)

 仕事の帰り、久しぶりに GROOVE LINE を聞いていると「星になれたら」がかかった。懐かしい。卒業式の季節だもの、いろいろなことを思い出す。私がこの曲との出会いを語る日は果たして来るのだろうか。
 1992年当時、友人のK君はトレンド読みを得意としていたけれど、Mr.Children についてはアルバムを2枚買って「もういい」と言ったのだった。これはマイナスの評価ではなくて『Kind of Love』の完成度があまりにも高かったということでなかったかと思う。今さらながら。
 しばらくすると「なごり雪」を日本語と英語のちゃんぽんで歌っているのがかかった。帰宅後に調べてみると KAT(Kat McDowell) という人の「ナゴリユキ」という曲で、2007年の5月にリリースされているという。iTunes Store のカスタマーレビューは必読。賛否両論というのはこのことだろう。
 個人的には気持ち悪かったし好みではない。ただ、レビューの中に、日本語の歌のところどころに英語が放り込まれている実態と比べて書いている人がいて、そのコメントには考えさせられた。3年も前の歌について、ぐずぐずとあれこれのことを思う。今さらながら。