名告りを上げるとき

 徹夜で紀要論文の修正を終える。もう少し手を入れたいとも思ったけれど、残された課題を明示して調査を続ける旨を記した。早朝、エクスパックで発送してから仮眠。
 午後、所属寺へ。意味不明の訪問にも対応いただき恐縮する。聞法会の仲間がこの春に帰教式を受けることになり、夕刻からは別の法友とともに亀有駅前でその「前祝い」と決め込んだ。新しい仲間と思っていたが、お寺に通うようになってもう4年になるとのこと。思えば、私が法名をいただいてからも7年になろうとしている。
 その当時、お寺の広報紙に寄せた文章がある。読み返してみるとなんとも気恥ずかしいが、そこに自分の「決意」があったことをあらためて思う。名告りを上げるとき、ピンと伸びていた背中。その姿を忘れてはいけない。