ア式蹴球やら、ソッカーやら

 体育推薦で入学した学生のクラスはなかなか楽しくて、今日の授業ではオリンピックの競技になっているものを中心に、スポーツの英語名を冒頭で扱った。英語から離れて、バスケットボールは「籠球」、バレーボールは「排球」、ハンドボールは「送球」などといったことも話し始めてしまったのだが、意外に興味を引いたらしく学生たちは顔を上げて聴いていた。
 帰宅後も気になって調べていたら、バドミントンは「羽球」よりも「翔球」が好まれるようになったとのことを知る。次回、補足しておこう。そう言えば、授業中にラグビーの「闘球」というのを言い忘れた。ラグビー部の学生も多いというのに。これも次回に補足と。
 カタカナの名前が流通しているスポーツでは、漢字の名前にはなかなかなじめないようだが、漢字の方が圧倒的に強いのは「野球」に「卓球」、それに「水球」あたりだろうか。プリントに Water Polo と印刷されているのを見ても、何のことかわからない学生がほとんどだった。
 そう言えば、最近は「庭球」ということばはとんと見かけなくなったような気がする。僕らが中学生だった頃は「軟式庭球」という名前が生きていたから、「なんてい」などという呼び方も耳にしたものだったが。