だくだくと、血が出たつもり

 世間はゴールデンウイークとやらのようだが、国立(くにたち)の大学は授業日。休日はさすがに道も空いていて、すいすいと着いてしまった。朝ご飯でも食べようかと街道沿いの牛丼の店に入ったところ、U字型のカウンターの向かいに座ったお客さんの注文は「豚丼のつゆだくだく」とのこと。「だくだく」なんて落語みたいだが、そんな注文も通るんだね。「だくだくだく」とか「だくだくだくだく」というのはないのかな。
 今日を授業日にしている大学はほかにもあるようだが、国民の祝日というのは何のためにあるのかと思いたくもなる。休日に出講しても特別の手当などはないようだし、なんだかちょっとねえという気分。それでも、学生たちは今年もすこぶる元気で欠席者は皆無。授業中の反応もよいのが救いといえば救いである。3コマなど、あっという間に終わってしまった。
 帰宅して明日のプリントを作ったあと、夕刻から所属寺に関係する小さな集まりに出かける。思いがけぬ話を住職からうかがって、ちょっと緊張したが、さてさてどうなりますか。明日はカレンダー通りの高尾へ。