趣味が事務?笑わせてもらっちゃ困るね

 インターネットが自由に使えるようになり、学会の事務も少し加速する。この時期は、会員台帳に収めてある情報を「名簿原票」という書式に刷り出して個別に送り、誤りがないかを確認して送り返していただいている。事務的と言えばあまりに事務的な仕事ではあるのだが、その名簿原票の一番下にある通信欄にあれこれのことを書いてくださる方がときどきいらっしゃり、それを読むとうれしいようなホッとしたような心持ちになる。
 今日は、私たちの会を長く支えてくださっている先生の「PDFファイルについては今年中に勉強するつもりで準備しています」という便りがうれしかった。実は、事務局では現在、年に10回発行する『月報』の郵送費を節約するため、このPDF版を学会のサーバからダウンロードする形式で読んでくださる会員を増やそうとがんばっている。もう名誉教授となられた先生が通信欄に書いてくださった1行は、その事務局に宛ててくださった実に温かいメッセージなのだ。この取り組みの中心になってくださっている月報編集部のU先生にも先ほどメールでお知らせしたが、きっと感激してくださると思う。
 「よき師 よき友 つどい結べり」は法政大学の校歌、「善き児はやがて 善き人と なるを忘るな 怠るな」は台東区立黒門小学校の校歌の一節だが、縁もゆかりもない2つの学校の校歌を思い出したのは、私たちの会も「よい人たち」に支えられていると心底思ったからだ。大先生にメールでごあいさつできる日を楽しみに、日々の事務仕事をこなしていこうと思う。