一本の白墨があれば

 1本のチョークをこんなに大切に使ったのは初めてである。写真の手前にあるものは、今日ついに長さ1.5cmを切った。ここまで使えば許してもらえるかと(誰に?)、新しいものをおろしてみた。後ろの箱に omyacolor, made is France とあるのが読める。これこそがフランス製のチョークである。
 先日、チョークのことを少し書いたところ*1、私のもとにいくつかの情報が寄せられて来た。日本理化学工業の「ダストレスチョーク」、日本白墨工業の「天神セラミックチョーク」、羽衣文具の「羽衣チョーク」といったものが、多くの学校で使われているものと言えるようだ。
 あちこちの学校で仕事をもらってきたもので、この3種はどれも使ったことがあるのだが、特に「天神セラミックチョーク」と「羽衣チョーク」はコーティングがしっかりしていて粉がほとんど手につかない。手に粉が残ると、教科書が汚れ、ペンが汚れ、出席簿も汚れるのである。その意味で、この2種の存在は実にありがたい。


 今日のタイトルは、美空ひばり氏へのオマージュである。一本の白墨があれば「人間のいのち」と私は書く。

*1:http://d.hatena.ne.jp/riverson/20081203