赤い文字のハガキ

 「緑のインクで手紙を書けば、それはサヨナラの合図になると誰かが言ってた」という古い歌謡曲を覚えているが、今日届いたハガキは宛名も文面もすべて赤いインクで書かれていた。ある団体のことで事務的な連絡をくださっただけなのだが、どうして赤いペンを選ばれたのだろう。僕の「常識」が揺さぶられているのかしら。そんなに大げさなことではないと思うのだが、生まれて初めてのことに戸惑いは隠せず。