朱墨の時代

 生田で3コマ。大きな大学の面白いところの一つはいろいろな学生がいることか。今日は、キャンパスの「立て看」を見つけ、懐かしさに思わず足を止めた。
 僕らが学生時代に作ったのは学園祭の広報用でおどろおどろしいものではなかったが、いちばん大きいのは「16枚看」でなかなか立派なものだった。朱墨などは使わず「ネオカラー」という絵の具でカラフルに仕上げるのだが、学園祭実行委員会の一団にかかればベニヤ板16枚分の面積などあっという間に絵と文字で埋まってしまった。どこにもその道の名人というのはいるものだ。
 帰ってからは学会の名簿づくり。こちらも名人級の仕事である。えへん。いいから、早く仕上げなさいって。