肘枕がいけないわけじゃない

 テレビばかりでなくラジオも大好きなこの私、TBSの「ストリーム」は、時間が合えば必ず聴いている。今日は移動中にクルマのラジオで聴くことができたが、いつもながら「コラムの花道」が特に面白かった*1
 いろいろとお騒がせだった「平城遷都1300年祭」のマスコットキャラクターの名前が「せんとくん」に決まったという件に関して、勝谷誠彦氏が縦横に語っている。このキャラクターの選定にあたり代理店とデザイナーとの「関係」があったのだという話にも驚くが、先日のダライ・ラマの記者会見を引きながら、角(つの)は「鹿」ではなく「悪魔」の象徴であると指摘する部分、そして、昨日公表されたこのマスコットキャラクターが寝そべっているポーズ*2について、それが「涅槃仏」を模したものではないのかと迫るあたり、これは聞き逃す手はないように思う。
 「図象」や「記号」といったものの持つ、特に宗教的・文化的な意味についてあらためて考えさせられた。デザイナーにはデザイナーの「哲学」があるのかも知れないけれど「それが何?」という気分にもなった。

*1:よろしければ、こちらからどうぞ→ http://tbs954.cocolog-nifty.com/st/2008/04/416_4fea.html

*2:asani.comじゃなかった、asahi.comの記事はこちらです。寝そべっているポースのキャラクター画像もあり→ http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200804150082.html