シーマさまのお通り

 ちょっと出かけるのに家のクルマを借りる。いつもと違って周りに道を譲ってもらえるのは、そのクルマがN社で最も大きい車種だからだろうか。
 昔、軽自動車からスウェーデン製のクルマに乗り換えたときにも、ガソリンスタンドの従業員の対応が一夜にしてまったく変わってしまったことを覚えている。環七を同じように走っていても、軽自動車の時にはパッシングを食らわされ、スウェーデン製に変えてからは遠巻きにされるようになった。合流の際にも、いくら手を挙げても頭を下げても入れてもらえなかったものが、反対に「どうぞどうぞ」と合図されるようになった。
 自分も無意識のうちに同じような対応をしているのかしら。だとしたら気をつけないとなあ。