Here and There

 ノートパソコンの修理にはもう少し時間がかかりそうだ。ずいぶん迷ったが、自宅で仕事をするために仕方なく中古のパソコンを入手した。今、一通りの設定を終え、この日記を書いている。
 「上毛かるた」の話がおもしろかったという感想をもらった。「郷土かるた」というものは全国各地にあるようだが、「上毛かるた」は1947(昭和22)年に初版が出ているそうだから、ずいぶん長い歴史を持っている。
 戦後、政府による教育の統制を弱め地方がその主体となるべきであるという考え方が占領軍によってもたらされたが、その動きと「上毛かるた」との間に何かの関係はないだろうか。英語教育の世界には IBARAKI, Here and There という伝説的な教科書があるが、この教科書の成り立ちを思うとき、各地の「郷土かるた」のことが気になって仕方がないのである。「上毛かるた」は単なる郷土の玩具なのではなく、教育の中にしっかりと組み入れられているところに意味がある。ほかの地域ではどうだろうか。ちょっと調べてみたいのだが、先にやらなければならないことも多いようで。