福笑いって何ですか

 国立の大学は今日が今年度最後の授業。学部の2クラスはリスニングテストを実施する。筆記試験は試験期間中の来週月曜日に。
 最後の授業ということで、終わったあと「ありがとうございます」などと言いに来てくれる学生もいて、ありがたくもあり面映ゆくもある。4月からは、新入生を対象にもう少しピリッとした授業をすることを宣言している。がんばらないと。
 今、フジテレビの『ネプリーグ』を見ていたら、Sという事務所に所属のキャスターでY国立大学出身のTさんは「福笑い」というものを知らなかったぞ。軽いめまい。でも、そういう人たちを相手に授業しなければならないことを肝に銘じなければ。
 福笑い、羽根つき、かるた取り、凧揚げ、コマ回し。どれも人々の記憶から消えていってしまうのだろうか。かるた取りと言えば、「上毛かるた」は今も健在か。群馬出身の人に「おぉ、『つる舞う形の群馬県』ですね」と言うと、異様に盛り上がるのでお試しあれ。それに続けて、その人の出身地に合わせて、「関東と信越つなぐ高崎市」とか「県都前橋生糸の市」とか「ねぎとこんにゃく下仁田名産」とか言えると尊敬される。そうでなければ、気味悪がられる。もう一つ、「力合わせる」にどんな数が続くか、その記憶でおよその年齢がわかる。
 群馬出身でもないのに、ものすごくローカルな話になってしまったことを反省。ちなみに、僕の一番の好みは「平和の使徒新島襄」。「使徒」は「つかい」と読んでね。