2回目の成人式

 高尾で3クラス分の試験。出題のミスがいくつかありなんとも申し訳ない。それを指摘してくれる学生諸君が驚くほど低姿勢なものだから、余計に申し訳なくなる。とまれ、これで残すは1種類6クラス。ただ、採点待ちの答案の束は9冊を数えており、ちょっと先が恐ろしくなったりもする。
 クルマを飛ばして大塚へ。ROUGEの代表であるH嬢の「2回目の成人式」に参加する。賑やかで楽しいパーティーだった。H嬢を中心に放射状につながりを持った人々が横の関係を構築していくことのおもしろさ。平たく言えば、知らなかった人を知り、知らなかった人と知り合いになることのおもしろさを楽しんだ。あらためて誕生日のお祝いを申し上げる。
 中締めも過ぎ、夜も深まる頃、酒の勢いも手伝って、舞台を創る人々とずうずうしくも長く語る時間を得た。彼ら/彼女らがその矜恃と裏腹にどれほどの不安を抱えているのかをあらためて知る。華やかな舞台を支えるストイックな精神に触れるとき、私もまた観る者のひとりとして姿勢を正したいと思う。