蝉の声を聞きながら

 所属寺の「お盆&平和を願う法要」はこのたびの震災の犠牲となられた方々の追悼法要を兼ねて勤められた。
 住職による法話では、先の「真夏の法話会」でいただいたS師の法話にあった「悲しみの『私有化』」ということばを受けた箇所があり、あらためてその意味をいただいた。一つの法話はそれ自身で成立しながら、他の法話と密接に関連する。聞き続けることによって、広がり深まるものを感じる。
 すいとんをいただいた後は白鳥へ。いつもならば真夜中にするような話を日の高いうちに深めるうち、A氏からは奇跡のカミングアウトまで。法友と飲む酒もまた楽しい。