聞き手

　授業の前後に論文の手直しを済ませ、午後になって寺へ。寺へ。竹宮惠子か。Coming Home To Terra。ダ・カーポだ。うん、気持ちよく壊れている。
　月に一度の聞法会。今日は会計報告のために時間を取ってもらい、その後、本堂でビデオを見た。見たものはBS-TBSの「こころのすがた」で、先日ここに記したものと同じ*1。
　進行役であり聞き手でもある宮崎哲弥氏は、日頃から「仏教者」を自認している。その立場から、この対談でも、話し手である青木新門氏のことばを引き出すとともにきちんと押さえ、その内容を深めることに成功していると感じた。
　テレビには、本当に聞くばかりで話も深めなければ自分の知識や教養も深めようとしない「聞き手」がいてイライラするけれど、その手の輩とは比べること自体が申し訳ない。それにしても、日曜日の朝、どれほどの人があの番組を見ているのだろう。視聴者もまったくなめられたものだ。
　で、この番組は何人くらいが見たのだろう。DVDにして売ってはくれないものか。5枚くらいなら買わせてもらって「拡大」に努めるのだが。

*1:http://d.hatena.ne.jp/riverson/20110207