ダジャレモードでございます

 上野原の大学は学生の健康診断のため授業がなく、吉祥寺の高校の教員顔合わせに出ることができた。この学校は2年ぶり2回目。甲子園に出る高校球児か花園に出る高校ラガーメンのような言い方だが、そんな新鮮な気持ちで仕事ができればと思う。
 大学院に行くからと言って中高の専任をプイと辞め、高校球児ではないけれど「ハッキュウにかける青春」などと言いながら暮らしていたとき、声をかけてくれたのがこの学校だった。今回のことで少しでも恩返しができればと思うが、この高校の6コマ以外に3つの大学で12コマ(後期は13コマ)を抱えているので「キョウダンに倒れる」などということのないようにしたいものだ。
 そんな話の半分ほどをあいさつに代えて席に戻ると、背の高い女性が近付いてきて声をかけてくれた。国立(くにたち)の大学で私のクラスに出ていたと言う。教え子などと言うのも申し訳ないのだが、これには本当に驚いた。そして、思いがけぬ再会がとてつもなくうれしかった。
 いろいろと話をしていくうちに、彼女が八王子にある某女子校の卒業生だとわかった。その学校は、もともと高等学校だけで始まり、あとから中学校ができた。かつて、その学校の校歌は「○○○○○○高校」と終わるものだったのだが、中学校ができたあとはその部分をどうしていたのだろう。どうでもよさそうな話だが、実はそれが私の長年の疑問だった。今日、彼女のおかげでそれも無事に解決。でも、あえてここに答えは書かないでおく。