ピンクシャドウ

 今日は歯のクリーニングへ。私の担当はHさんと決まっているらしく、それはそれでかなりうれしいのだけれど、どうも身体に無駄な力が入るらしく、終わるとぐったりしてしまう。一昨日は眼科で定例の検査。相変わらず散瞳薬の効きが悪いが、それは点眼薬がきちんと入る前に係の人が拭き取ってしまうからだと思う。いずれにしても、あちこちにメンテナンスの必要な身体になっていることを思う。
 昨日は春の嵐。今日は花の雨。東京のソメイヨシノはそろそろ満開とのことだが、出かける気があまり起こらない。桜というよりも、人ごみが苦手なのだろう。日曜日にお寺の花を眺めるのを楽しみにしておこう。
 桜の花びら散るたびに…という歌があるようだけれど「花びらが散る」ということばの回し方がくどく思えてならない。淡いピンクの桜の花…などとテレビの人は平気な顔で言っているけれど、私たちの愛する花の色を「ピンク」と言わなければならないことばの不幸を改めて思う。