迫るもの、迫ってくるもの

 研究大会は2日目。今日も懐かしい人たちと再会する。
 午前中は写真係として3つの会場に出たり入ったり。このところ同様の仕事を割り当てられることが多いのだが、記録の意味を超えて参加者の表情に迫るようにしている。その意図を持って昨年の大会で撮った写真が今年のジャーナルに何枚も採用されていてうれしかったけれど、そろそろ肖像権などという面倒な問題も出てくる頃かも知れない。
 授業研究の部屋に撮影に入り、若い先生の授業の様子がビデオで流されているのに足を止めた。いわゆる困難校と呼ばれる中学校で英語の授業を成立させるために奮闘している姿を見て、熱いものが胸に迫ってきた。これはあの日の私の姿。そして、この先のいつの日にかまた出会うかも知れない私自身の姿である。