テレビの中の正信偈

 生田で2コマのあと番町で家庭教師。帰宅して夕食のあと、ちょっと書き物などをしながらテレビの音を聞いていたら、サスペンスものが始まった。
 約束どおり人が殺されてお葬式が始まり、節のない正信偈が聞こえてきた。なんだか変な感じだと思って画面に目をやると、見慣れぬ格好をしたお坊さんが映っていてお堂には木魚が。ううむ。こういうご宗旨もあるのかしら。
 この映像が、お寺はどこも同じで、お坊さんはみんな一緒、お坊さんの声で聴くものはお経も偈文もご和讃も変わりがない、というような気分を表しているのだったら困ったことだな。まあ、たいがいの人は気にならないところなのかも知れないけれど。