巴里祭

 ようやくすべての作問を終了。一方では、試験の日程は淡々と消化されており、答案の束は次々に積み上げられていく。
 今日はパリ祭だと気付き、去年もそう書いたことを思い出す。日記を読み返して去年の今頃と比べてみると、けっこう落ち着いて仕事をしているようにも思う。
 パリ祭という名は映画のタイトルを邦訳するときに生まれたものだということは聞いていたが、それが川喜多長政によるものだったとまでは知らなかった。もの知りの道は険しく果てることがない。