たかが弁当、されど弁当

 全国大会は無事に終了。現地の実行委員会としては延べで130名の参加がいただけることを目標としていたが、それにそう遠くない盛会ぶりだった。盛会の裏には数々の問題があったが、これらを明らかにし解決していくことが、この大会の意義を更に深めることになるのだろうと思う。
 今回、大会会長と実行委員長の共通のこだわりの一つに「食」があった。昨夜の懇親会も大好評だったが、今日の昼の弁当にも満足していただけた様子。ゴミとして返ってくる空箱がどれも軽いのである。空っぽになっているのだ。体調を崩していらっしゃった某先生も完食とのことでホッと胸をなで下ろした。
 昨日、懇親会へのバスで富山からお越しの先生と隣り合わせた。富山―青木新門氏―寺というつながりでお寺の話になったのだが、福岡のお東のお寺に縁をいただいていらっしゃるとのこと。結婚式もそちらで挙げられたとのことで、人間の思いを超えた大きな存在を前に結ばれたことの意味を静かに語られる姿が印象的だった。初めての「総代名刺」を受け取っていただいた。
 帰宅すると、うっとうしいメールが1本。ついこの間解決したと思われた問題には、実は続きがあったという話。よその会と合同で仕事をするのだから気を付けて臨もうとか、お金は折半と決めたのだから常に意識してことに当たろうとか、そういう普通の人だったら考えそうなことを、どういうわけだかどの人も考えることのできない組織というものがあちら側にあって、残念ながらその事実になかなか気がつくことのできなかった自分がここにいて、それがとっても悲しい。言い過ぎは承知。ごめんなさい。