中綴じへの憧れ

 学会名簿の版下をようやく出力する。B5判の高品質出力用紙がなかなか手に入らず少し困っていたのだが、家電量販店の棚になんとか1種類だけ見つけて買い求めた。面付けをしてB4判の用紙に出力できればよいのだが、事務局とは名ばかりの私の家にはさすがにそれに対応できるプリンタはない。
 リソグラフを貸してもらい、B5判に刷り出したものを上手に並べてB4用紙の両面に印刷する。本体が24ページで、それに色上質紙の表紙がつく。今年は業者に発注するのをやめて手作業で中綴じを試みることにしたが、このほど「秘密兵器」を入手した。その名も「ナカトジータ」。宣伝する義理もないのでリンクは貼らないが、気になる方はチェックのほどを。
 この「ナカトジータ」の他にも、「ナカトジ〜ル」に「なかとじ〜き」と、さまざまなツールが開発され出回っていることがネットで検索するとわかる。みんなどれほど中綴じがしたいのかとも思うが、私も事務作業に関わる者のはしくれ。私たちにとって、実は美しい中綴じは永遠の憧れなのであると言っておこう。