The Rising Generation

 雑誌『英語青年』(研究社)が休刊するというニュースを畏友のブログで知る。慌ててネットで検索したところ、12月16日付の『朝日新聞』の署名記事と、同日付の「共同通信」の配信記事が多数ヒットした。そのうち、『朝日』の記事にある次の一文には(日本語の文としての完成度は別にして)考えさせられた。

大学の英語・英文学の研究室の大半が購読し、「英語青年」に論文が載ることが権威だった時期もあるが、大学の学部再編の流れで英文科が減ったことなどから、最近の実売部数は3千程度になっていた。

 父の方針だったのか、我が家では一人一冊の月刊誌を定期購読させてもらっていた。僕も、『めばえ』に始まり、『よいこ』、『幼稚園』、『小学一年生』と、家の前の本屋さんから学習雑誌を毎月届けてもらって読んでいた。
 兄が大学に入ったとき、それまでの『蛍雪時代』は『英語青年』に替わった。英文科の学生ならば『英語青年』を読むのは当たり前だというのは父の発想だったと思う。懐かしい時代の話である。