デジタル・オーディオの不思議

 前期末試験も今日で一段落。早く採点をしなければと思いながら、次々に積み重なって「熟成」が始まりかけている。
 何もせずにただ音楽を聴くなどということとはずいぶんご無沙汰だったのだが、今日は時間があるのをよいことにアルバムを3枚ほど聴いてみた。実は昨日、CD-Rを買おうと思って立ち寄った家電量販店でとんでもない掘り出し物を見つけてしまったのだ。Apple Store では 5,980円で売っている TDK のアンプ内蔵スピーカ「Xa-40」が、なんと 1,000円の大安売り。性分として、こういうものをうっかり買ってしまうわけだな。
 で、今日はその試聴と決め込んだ。MacBook と Xa-40 をつなぎ、ハードディスク上の音源を再生してみる。低音がうるさいくらいに聞こえる設定のようで、最初はちょっと好みに合わなかったのだが、iTunes のイコライザを調整してみたらずいぶん聴きやすくなった。コンセプトとしてかなりデジタルに傾いている品物だと思うのだが、しばらく聴いていると真空管が暖まってきたかのように中音部が伸びてくるような気がする。なんとも不思議な気分だ。