私のお寺

 一昼夜にわたる御遠忌お待ち受け報恩講は、8時からの晨朝法要に続き11時からの日中法要をもって御満座。住職の法話をうかがったあと、お斎をはさんで鈴木君代さんのコンサート。
 よい報恩講だった。この一昼夜だけがここに存在するのでなく、これまで受けとめ引き継いできたことが実を結んだのである。責任役員の感激された表情が胸を離れない。私もあいさつに立ったとき、満堂のご門徒を前にこみ上げてくるものがあった。
 願うことは「うちのお寺」から「私のお寺」への展開。いたずらに数を競うものではないが、この寺を「私のお寺」と思って集う人々が多いのであれば、これを隆盛と言うのである。明日からは、いよいよ毎日が御遠忌の本番との思いをつないでゆこう。