追越車線

 高尾で3コマ。いよいよ新年度の授業が始まった。ガイダンスとアンケートでゆるやかに始動したが、このアンケートはみっちり回答すると30分くらいはかかってしまう。さらには海外研修のアナウンスをして、新機軸である「再確認」という名の課題の1枚目もこなし、なんとか第1回の授業を終えた。学生諸君は、初回ということもあっていくらか緊張気味だったが、最初はそれくらいの方がよいかも知れない。
 帰り道は実によい感じで流れていた。だが、私のクルマが小さい(もしくは可愛い、あるいはボロい)からといって煽ってくる愚かなドライバーがいてひどく嫌な気分になってしまった。それに、私のクルマの前には大きなトラックが適正な速度を維持して走っており、私も適正な車間を保っている。私を煽ってどうなるのか。さっさと追い越して行ってくれないか。こういう人と交通社会を暮らしていることを思うと恐ろしくもなる。