朝まで

 昨夜はひどい雨だった。今日は上野原まで。集中工事は先週末で終わっているので、それを原因とする渋滞は心配ないが、なにぶんにもロングランなので朝から空模様が気になる。
 テレビの天気予報では「峠は越えたが『朝まで』注意が必要」とのこと。いつまで注意すればよいのか、一瞬わからなくなる。6時とか7時とか、もうすっかり朝になっている時間帯に「朝まで」と言われたら、その「朝」はいつの朝なのだろう。当日の「その朝」のことを言いたいのであれば「『朝のうちは』注意が必要」とか「『昼までは』注意が必要」と言うべきではないのだろうか。
 例えば締め切りのある原稿を依頼されたとしよう。今日がその期限だとしたら「『今日までに』入稿しなければならない」と言うだろうか。「『今日中に』入稿しなければならない」と言うと思うのだが。「締め切りは『今日まで』」という言い方はあるかも知れないけれど。でも、それだって「締め切りは『今日』」とか「『今日』が締め切り」でよいはずだ。