meltdown

 東電が福島第1原発の1号機でメルトダウン(炉心溶融)が発生していたことをようやく認めたとのこと。その恐れについては早くから一部の研究者やジャーナリストによって指摘されていたところだが、東電はこのことばを使おうとしないし、多くのメディアはその指摘に対して不安を煽るものと批判を加えていた。ここへ来て東電がこのとこばを用いて発表したとなると、いよいよどうにもならぬところまで来てしまっているのかとも思ってしまう。
 ご都合主義で会社を経営しておいて、まずいことがおきたら政府の支援を求めたり料金の値上げを決めたりという厚顔無恥なことができるのならば、そんな「企業家」になってみたい。ヒモ付きのカネで推進のための論文を書くだけ書いて、後始末の世話もできぬのに職を離れずにいられるのならば、そんな「研究者」になってみたい。