懐かしい人々

 専任職を離れて大学院に通っているときにお世話になった学校の先生たちと会う。その学校に専任職として残っている人が2人、別の学校の専任職と非常勤職に就いた人が1人ずつ、この4月から別の学校で専任職に就くことに決まっている人が1人。それぞれに異なる歩みを重ねているけれど、あの頃のことやあれからのことを話すうちに、あっという間に4時間が経っていた。
 ウソのようなことや無茶苦茶なことがたくさんあって、なんとも刺激的な職場だった。身を置いたのはわずか2年にすぎないが、生徒たちもずいぶんなついてくれたし、先生たちともおおいに腹を割って話すことができたので、その思い出は実に深く刻み込まれている。もうあの教室を訪れることはないだろうけれど、この人たちとはずっと「同窓会」ができたらいいと思った。