万券の新券

 授業が午後の日はあれこれの用を済ませてから出講する。会でいわゆる「ピン札」が必要なので、郵便局と銀行でお金を下ろすついでに頼んでみた。私が「新券に換えてもらえますか」と聞くと、少しおいて係の人が「万券でよろしいでしょうか」と。この「万券」ということばにはあまりなじみがないが、私の「新券」ということばに応えて使ってくださったのだろう。郵便局と銀行と、どちらも同じだったのでおもしろかった。次の機会には「新しいお札」とか「ピン札」とか、ことばを変えて聞いてみよう。
 そうそう。今朝起きたら、テーブルにビオフェルミンのびんが置いてあった。誰かお腹でもこわしたのかなと思ったのだが、いやいや、中綴じにした冊子をきれいに折るために私の出してきたものだった。単一の乾電池がよいという人、オロナイン軟膏のびんに限るという人、職人の道具はさまざまである。160冊の会員名簿は午前2時に完成。箱に詰め、郵便局で「万券」の「新券」を手に入れるついでにゆうパックで出してきた。秋田での全国大会まであとわずかだ。