萌ゆる想い

 会員名簿の表紙くらいは刷っておこうと思ったのだが、奥付の版下に大きなミスを発見。やっぱりね。乗らないときというのはこういうものだ。
 で、印刷はあきらめて早々に吉祥寺を離れ、三越本店で開催中の「親鸞展」へ。親鸞の生涯が少しもの足りなくもあるほどコンパクトに示されていた。よい展示だと思ったけれど、売店で売られていた親鸞のフィギュアってどうなのかな。他力本願と印刷された札の付いているストラップもあったが。渉成園(枳殻邸)の園林堂に安置されている阿弥陀さまを間近に見られたのはありがたかった。
 いったん帰って、中学時代の「クラス会」のために北千住へ。待ち合わせまで少し時間があったので、めったに出かけない千住の町の東側を歩いてみた。千住と柳原の境目は不思議な空間。このことはいずれきちんと書こう。
 ブラブラしていると荒川の土手にぶつかったので、上がってみた。気分は金八先生というところなのだが、BGMは「萌ゆる想い」だ。仙八先生の方ね。川風を感じた瞬間にイントロが聞こえてきてしまったのだから仕方ない。フットサルの練習をしている人などを眺めながら歩いていたら、犬を連れた人とすれ違ったりして、本当にドラマの中にいるような気分。けれど、さすがにジョギング中の金髪女性には出会わず、これが日常なのだとあらためて気付かされたりもする。