流れて行くから流川

 11時50分の「のぞみ」で東京を発ち、17時少し前に広島に着く。今朝は、押上で都営地下鉄に乗り換えるという姪と一緒に錦糸町へ出た。錦糸町から東京駅までは総武線の快速であっという間だからこれは名案だと思ったのである。ところが、これが大間違い。今朝の強風のおかげで電車の運行が大きく乱れていたのだ。快速電車に乗ったものの、なかなか駅を出ないし、駅間で停まってしまうし、せっかく買ったN700の指定券が無駄になるのではとヒヤヒヤだった。結局、予定の電車には、まさに滑り込むように乗車できたからよかったけれど、すっかり肝を冷やした。
 N700は2度目だが、なかなかに快適だった。特に各席の窓の下に電源コンセントがあるのはありがたい。仮眠を取って夜に備えようと思っていたのだが、けっきょくパソコンを開いてしまった。名古屋で仕事を始め、学会の会計に関する文書を数枚作り終えたのがちょうど岡山。途中、京都では右手の大きな素屋根に向かって手を合わせた。
 18時に学会の仲間と胡町の三越の前で待ち合わせ、薬研堀と仏壇通りが交差する辺りの「隠れ家」で飲む。「蓬莱鶴」の芳醇さにクラクラしつつ、小鰯の塩焼きにも出会えて大感激の一夜となった。
 宿に戻る途中、立ち寄ったコンビニでチチヤス牛乳を見つけ、うっかり買ってしまう。牛乳って、かなりの高カロリーなのよ。飲んじゃって大丈夫か。