千二百五十分の八

 昨夜は6人の会。唯一の女性参加者であるOさんがたまたま誕生日ということで、お祝いのスパークリングワインをお店にサービスしてもらって大いに盛り上がる。彼女が持ってきてくれた中学時代の生徒会誌も懐かしかった。締め切りに追われながらの入稿・校正。思えばあの頃からずっと同じようなことを続けている。
 終わり間近に電話で呼び出された2人が合流し、クラスの壁を越えて8名の会となる。ところが、来てくれた2人には申し訳ないが、ほとんど見覚えのない顔なのだ。あの頃の母校は在籍数1250名と、都内でも指折りの大規模校だった。僕らの学年は10クラスで420名ほどいたろうか。知らない顔があっても仕方ないと言えばそれまでなのだが。
 一次会のあとは別の友だちが駅前で営んでいるラーメン店に繰り出す。すっかりいいおじさんになってしまった仲間たちに、綾瀬の街はあくまでも優しかった。